『ユダヤ人大富豪の教え』著者:本田健
この本はお金持ち界隈でもかなり有名で、聞いたことがある方も多いと思います。
私が尊敬する、リベラルアーツ大学の両学長のおすすめ書籍でも『ユダヤ人大富豪の教え』は紹介されています。もう一人の尊敬している人である、小田桐あさぎさんも『ユダヤ人大富豪の教え』を読んだと言っていました。
そんな本田健さんによる『ユダヤ人大富豪の教え』で心に響いた文章をピックアップしてみました。
プロローグ:衝撃的な出会いと最初の試練
とびきりのお金持ちとの出会い
- 喜んで道行く人がサインをしてくれるような、何らかの仕組みが必要だ。
実業家として成功する要素
- 実業家として成功したいから、三つの要素が絶対にいる。
①何かをやろうと決めたら、その目標に向かって、戦略を立てること。
②そして、それを実行すること。
③それがうまくいくかどうかについて悩んで時間をつぶさずに、それをやり遂げる情熱だ。 - 困難にぶつかったとき、そういうクリエイティブなアイデアを出せるかどうかがとても大切なんだ。そこが成功と失敗の分かれ道とも言える。ほとんどの連中は、そのポイントでいとも簡単にあきらめてしまう。
- どんな実業家も、人に応援してもらうことなしに、成功することはできない。
- 人に信頼されること、応援されること、この二つを上手にできたら、君は何をやっても成功できる
リラックスした状態で学ぶ
- 殺気立つほどの熱意は、かえって新しいことを学ぶのには邪魔になる
幸せなお金持ちになるにはお金や成功のことを忘れる
- 本当に成功したいなら、最初の動機が大切だ。それがずれていると、ぐちゃぐちゃな人生を送ることになる。パワーが欲しくて成功しようとすると、パワーゲームにハマってしまう。人の尊敬を得ようとすると、人から注目を浴びたいという無間地獄に落ちるんだよ。すると、どれだけ、社会的に成功しても、君は決して幸せになれない。成功するだけでは幸せになれないからね。幸せに成功したければ、自分らしい人生を生きることに集中して、お金のことや成功することを忘れるのが大切なんだよ。
- お金にこだわっていると、幸せな金持ちにはなれない
あるがままを見る
- 幸せな金持ちは心が白紙の状態で生きている。あるがままを見て、言葉どおりを聞いて、感じるままに生きる。
- 一方、ほとんどの人間は自分の見たいものを見て、聞きたいものを聞き、自分らしく生きているつもりで、他人の望む人生を生きている。
- 幸せになりたければ、心を穏やかにして、相手が何を言っているのか静かに聞くことだ。相手が何を意図してそれを言っているのか、よく理解することが大切なんだよ。
- 成功する人間は、ものがその存在のありのままに見える。しかし、普通の人は違ったものを見る。偏見や恐れ、ゆがんだ価値観、倫理観からものを見るので、何も見ていないのと同じだ。物事の本質を見抜く目を持つこと、それこそが幸せに成功するための大切な要素なのだ。
第1の秘訣:社会の成り立ちを知る
- 世の中の仕組みを知らなければ、金持ちになるのは難しい
年収500万円の人、年収5000万円の人、年収5億円の人の違い
- まず間違いないが、年収500万円の人間がいちばん忙しくて、一生懸命毎日頑張っているだろう。
- 年収5億円の人間は自分のビジネスを所有していて、年収5000万円の連中を経営者に迎え入れている。年収5000万円を稼ぐ経営者は、職を求めてやってきた年収500万円の連中を従業員として雇ってビジネスを切り盛りしているのだ。
サービスの質と量で受け取る報酬額が決まる
- サービスの質と量で報酬額は決まる
- 君が提供したサービスの量と質=君が受け取る報酬額
サービスに集中するためにお金のことを忘れる
- お金のことを忘れるのは、サービスをすることに意識を没頭しなさいという意味だ。
- 普通の人は『人からもらえるもの』にしか興味がないのだ。だから金持ちになれない。一方、スタート呼ばれる人たちや事業で成功している人たちは、その仕事をやめるのが難しいくらい、自分の仕事を愛している。言ってみれば、与えることばかり考えていると言えるだろう。だから彼らはますます金持ちになる。
- お金儲けのことばかり考えている連中より、仕事が大好きでしょうがない人間のほうが成功するのだ。
- お客にいかにたくさん与えれるか考える。
- 人は、自分の好きなことをしている人を応援したくなるもの
- すべては自分がとった立場で決まる。立場の違いで人生はまったく違ってしまう。立場さえ間違わなければ、才能は自然と開発されるようになっている
自由人と不自由人 立場が幸せと豊かさを決める
- 世の中には二通りの人間しかいない。自由な人と不自由な人だ。
- 自由人は、経済的、社会的、精神的に独立して、誰からの援助も指図も受けない。その人個人が考える通りに人生を生きている。
- 不自由人は、経済的、社会的、精神的に誰かに依存している。だから、自分は誰なのか、自分が何をやりたいのか知らない。いや、考えようとしていないといった方が正確だろう。そして、自分の人生の問題を両親、兄弟姉妹、結婚相手、政府、会社になんとかしてもらおうと考える。
- 自由人は毎日、自由、チャンス、豊かさ、楽しさ、与える喜び、感謝に満ちて生活している。不自由人は、窮屈さ、徒労感、貧困、欠乏、競争、嫉妬、イライラ、不満、怒りなどを感じながら暮らしている。
自由人の代償は責任
- 君は自由人の責任に耐えられるかな?自由人はその代償として、払わなければならないこともあるんだよ。それは、世間からの誤解、批判や内にある罪悪感などがそうだ。そういうことをわかった上でも、金持ちになりたいかどうかだね。
- 一言で言うと、不自由人は、日常的に仕事をしなければ、生活していけない人だ。自由人は経済的にも、精神的にも自由だから、彼らを自由人と私は呼んでいる。
不自由人と自由人 違い
不自由人
- 会社員・公務員
- 大企業の社長・役員
- 自営業者
- 中小企業の経営者
- 自由業(医者・弁護士・会計士など)
- 普通のスポーツ選手・アーティスト
- 無職の人
自由人
- 流行っているレストランやお店のオーナー
- 印税の入る作家、画家、アーティスト
- 特許・ライセンスを持つ人
- マルチレベルマーケティングで成功した人
- マンションや土地から家賃収入を得る地主
- 有名なスポーツ選手・アーティスト
- 株・債券・貯金の配当を得る人
不自由人と自由人 誰のために働いているのか?
- 頑張っても努力しても、報われない場所
- 彼らがやろうとしているのは、会社によりよく評価してもらうことだけだ。
- 結局は他人のために働くだけだ。
- 会社に長くいると、君は人生を生き抜いていくパワーを知らない間に抜かれてしまうだろう。
雇われ社長も不自由人?
- 会社の雇われ社長や役員も同じように不自由な人だ。彼らの給料は多いかもしれないが、株主や監査役など様々な人から監視を受け、大変なプレッシャーで仕事をしている。
- 時間の自由がないことから考えると不自由人と言えよう
- 報酬をしっかり貯めて、その資産運用で生活できるようになったら、自由人の仲間入りをすることもできる。現在の職業は会社の社長であっても、本質的には投資家としても生きていることになる
自営業者も不自由人?
- 自分で商売をやることは、辛く苦しい生き方になり得る
- この不自由人の中でも、実は自営業者がいちばん自由から遠い人たち
- ビジネスシステムを作るかどうか、これが成功の鍵を握る。
- 自分自身と向き合い、いまの現場に足るを知ること
自由人の定義
- 収入の多さと自由人であるかどうかは関係がない。
- 自由人の定義は仕事をしなくても生活していける人だよ。不自由人は、今月仕事をしなければ、しばらくすると生活に行き詰まってしまう人たちのことだ。彼らの中には病気で仕事を半年休んだら、もう自己破産の手続きをしなければいけないのもいるくらいだ。
- 頭脳が優秀なことと、お金のことを知っているかどうかは、まったく関係がないのだよ
- 自分が働かなくてもお金が入ってくるようになれば自由人の仲間入りができる。
- 自由人と不自由人では、人生のルールが違うんだよ。
- みんなが楽しく幸せに働ける仕組みを作ればいい。
- 現在の世の中は、経済価値や喜びを与えた人間が豊かになるようになっているんだよ。
- 金持ちが人から奪っているというのは工場経営の時代の幻想だよ。金持ちは多くの人に喜びを与えるから金持ちになったのだ。
できるだけ早いうちに生きていくスタイルを決めた方がいい
- それぞれの職業には違った成功ルールがある。ある職業では役に立つことが、別の職業ではまったく役に立たないことがある。そのルールの全てを学んでいるヒマは人生にはない。
- だから、できるだけ早いうちに自分の人生の生きていくスタイル(少なくとも自由人か不自由人か)を決めた方がいいんだ。年齢がいけばいくほどルールを学び直すのは難しいからね。成功した大企業の従業員が、起業家として失敗するのは、このためなんだ。彼らが学んだ「大企業での成功法則」は、ベンチャービジネスでは役に立たないことが多い。
自由人の人生
- 君にわかってもらいたいのは、金持ちになれば、多くの人を助けることができると言うことだ。お金に縁のない人にはその力はない。
- 自由人は、朝目を覚ますと、爽快な気分でこう考える。「ああ、素晴らしい日だな!今日はどんな楽しいことをしよう?」一方、不自由人は、朝目を覚ますと、こうつぶやく、「ああ、今日も会社か、あと5分だけ寝てよう」
- 自由人の人生には、「しなくてはならないこと」がとても少ない。
不自由な人生は自分で選んでいる
- 一方、不自由人の人生には「やらなければならないこと」だらけ
- 不自由人は、自分で自ら不自由にしている。夜や週末の時間を平日の仕事の憂さ晴らしに使ってしまっている。その貴重な時間を使って、自由な人間になる計画を練るなんてことは考えもしない。人生を見つめ直して、再構築するなんて言うことに頭がまわらないんだ。もう少し、やる気のある連中は、簿記を習ったり、コンピュータを勉強したりしている。でも、彼らも、自分の努力は、より優秀な不自由人になるためのトレーニングにすぎないことを知らない。
- でも、実は、彼らが選んだことなんだ。自分を変革する面倒な作業よりも、日々の生活に追われる方がいいのだ。その証拠に、そこから出たいと真剣に思った連中は、自分に向き合い、人生を変えている。
真剣に人生を変えると決める
- その人が真剣に人生を変えようと決めるまでは何も変わらないのだよ。
- 彼らはスケジュール帳の代わりにアイデア帳を持っている。フッと頭に浮かんだアイデアを書き留めるノートだ。
- 不自由人は、能率を上げれば成功できると思っているので、手帳を持ち歩く。
- 自由人は、クリエイティブなアイデアが成功を約束してくれると知っているので、アイデア帳を持っている。
- たいていの人間は、質問の前に「どうせ自分にはできない」と考えて、自分で自分を門前払いしてしまう。
次回に続く
プロローグと第1の秘訣はいかがでしたか?重要なフレーズ、心に響いた文章にアンダーラインを引くように書き出してみました。
実はこれ、まだ56ページまでしか書き起こしていません。第17の秘訣とエピローグまで何度でも繰り返し読みたい文章を書いていこうと思います。続きはまたブログで書くので、よければ、そちらもご覧ください。